FPサテライト株式会社(以下、「当社」)は、消費者志向経営推進組織(消費者庁、事業者団体、消費者団体等の行政によって構成される組織)が推進する「消費者志向経営」に取り組んでいます。
理念
お金の情報は日々更新されます。
例えば、消費税率や保険料率、住宅ローンや貯蓄利率など更新のゆるやかな物もあれば、株価など日々滞まることなく動いているものもあります。その日その時に正しい情報をお伝えすることはFPの使命ともいえます。
日常生活に密着したお金の情報は世の中にあふれており、自分に必要なデータが何なのかを精査するのは非常に困難です。私たちはご相談いただいた消費者にとって必要な情報を精査し、それを基にお一人お一人に合った生活設計をご本人と一緒に構築します。そして確実に実行していただけるようお手伝いをしていきたいと考えています。
取組方針
新たに保険加入等の営業は一切行いません
当社は、中立中正を保つため、保険代理店や証券仲介業等は一切行っておりません。
独立系FP会社の中には保険代理店を兼業している業者が数多くあり、このようなFPは保険の無料相談と銘打って、自社で取り扱っている保険の販売手数料で利益を上げている企業が数多くあります。
これでは中立中正である真のFPとしての業務とは言えず、保険会社の業務と変わりません。
当社では、中立中正のもと、幅広い分野でお客様のご意向に沿ってお金の整理をお手伝いしており、新たに保険加入等の営業は一切行いません。
主な取組・成果・改善内容
当社は、今年度も引き続き上記の取り組みを継続しました。
直接的に金融商品の販売を行わないのはもとより、特定の投資商品や手法を勧める内容の執筆依頼や講師依頼はすべてお断りもしくは依頼内容の変更交渉を行いました。
依頼例
- 「AローンとBローンを比較し、Bローンの方が有利であると結論付けて欲しい」という内容の執筆依頼
→「AローンとBローンを比較し、実態と異なる結論としない」内容に変更 - 「『FPがオススメする投資方法』をテーマとし、その中にC投資を含めて欲しい」という内容の執筆依頼
→テーマの全面的な変更を依頼 - 「参加者がD投資をやってみたいと思えるセミナーを行って欲しい」という内容の講師依頼
→D投資のメリット・デメリットを話すに留め、D投資への誘導を行わない内容に変更交渉 - 「(当社)のクライアントにD投資のセミナーを行って欲しい」という依頼
→お断り
正しいお金の情報を幅広く発信します
当社は、お金に関する情報を幅広く、中立的な立場からメルマガ、自社HP、その他運営メディアにて発信しています。
また、ご依頼に応じた記事の執筆や監修を行い、あらゆる媒体への情報提供や、消費者にとって正しい情報が提供されるよう貢献しています。
主な取組・成果・改善内容
今年度は当社の発信者が大幅に増加し、より多くの情報発信および監修を行いました。
(1)当社HPによる情報発信「FPサテライト通信」の創設
(2)新たに約300本の記事執筆
(3)新たに約40本の記事監修
完成済み記事の監修のみならず、記事内で利用するアンケート内容の監修も行いました。
(4)オンラインセミナーによる情報発信開始
トップメッセージを積極的に発信します
代表取締役自らが、HP等の自社媒体やその他依頼によるメディアへ向け積極的に消費者志向経営を発信していきます。
主な取組・成果・改善内容
新たに2件のトップメッセージを発信しました。
また、代表取締役自らが正しい情報を提供するため取材に対応しました。
社内の情報共有を強化します
お金の情報は日々更新されます。ご相談いただいた消費者へ正しい情報をお伝えできるよう、日々の経済ニュースや知識レベル向上のための情報を積極的に社内共有し、日々研鑽しています。
また、消費者志向経営に係る社内の取り組みも共有し、連携を強化します。
主な取組・成果・改善内容
日々、専務取締役による経済ニュースの共有を行いました。
また、情報を正しく、わかりやすく発信するための社内研修を強化しました。
総括
当社は消費者志向自主宣言時より前から、消費者志向の経営を実直に継続しており、今年度も日々積み重ねてまいりました。
今後は、当社に所属するFPにより消費者志向経営を浸透させるべく、社内研修や連携、社内での情報共有をより強化していく方針です。
2020年9月30日
FPサテライト株式会社
代表取締役 町田 萌