3月5日、京橋区民館にて東商リレーションシップが開催されました。
当日は大学1年生・2年生の学生さん13名にお越しいただき、以下3部構成で行いました。
1部:当社概要、FP業界についてのお話
2部:質疑応答
3部:弊社FPとの座談会
私たちとは全く別の時代を生きている
私が大学を卒業してから5年経ちます。
ですが、わずか5年で世界は一変し、今の学生さんは誰も経験したことにないまったく新しい時代を生きていることを実感しました。
オンライン面接の可能性があること。今まで以上に経歴等の個人データが重視されること。
会社に自分のデスクがなく、自宅で働くということを前提とした就職活動。
その影響もあってか、すでに資格取得や副業を始めたりなど、社会人同様の行動を取っている様子も伺えました。
遊びや学問に没頭し“学生らしく“過ごしていれば問題のなかった私の時代とは全てが異なります。
新型コロナウイルスによって変わった社会様式は、ここまで若者の行動を変えてしまったのかと驚きました。
見えてきた課題「孤独と不安」
例年と比べ、学生さんの不安感情の中に「孤独」が目立ちました。
今回の参加者には、すでにFP2級を取得した方が数名いらっしゃいました。
またFP3級を取得済みであったり、FPについてもともと知っていた方が例年よりも多く感じました。
その要因には、社会的不安が大きく影響したようです。
座談会の中でも、大学に通うことができないまま就職活動に突入することに不安を感じるとの意見に共感の声が上がりました。
また、家で過ごす時間が辛く苦しいものになっている様子や、オフラインで社会人と会える機会を必死で探している様子も目立ちました。
この不安を埋めるために、資格を取ったり、お金に興味を持って勉強した、という学生さんの真摯な姿勢が印象的でした。
FP資格がこのような形で学生に求められるなど、大学に登校することを許されない時代は私たちの想像以上の過酷さでした。
アンケートの結果
アンケートでは多くの方から「視野が広がった」とのご回答をいただきました。
- FP業界の歴史・現状や課題を知ることができた(10名)
- FP資格を持つメリットがわかった(5名)
- 将来や今後の学生生活を考えるきっかけになった(13名)
中にはファイナンシャルプランナーという職業に興味を持ち、仕事内容や関連資格までもっと知りたい!という方もいらっしゃいました。
同時に、ほとんどの方が今回のイベントを自分の将来について考えるきっかけに活用してくださった様子です。
それぞれ座談会で印象に残った各FPの言葉をアンケートに記してくれる方もいらっしゃり、開催側としてこれ以上嬉しいことはありません。
本日座談会に参加した2名のFP(山口・荒木)が個人事業主という働き方であったことからも、就職をした先の生き方について、視野を広げるお手伝いができたのであれば本望です。
最後に
不安や孤独にどう立ち向かうかは、コロナ禍という新しい時代の中で学生時代を過ごされた皆さんの今後の課題になってくると思います。
加えて、私自身が今、FPという職業を通してできることは何かを考えさせられる機会になりました。
様々な経験や知識、幅広い価値観は将来自分を守ってくれる盾となります。
これらを今回の東商リレーションシップで受け取っていただけたのであれば、大変嬉しく思います。
ご参加いただきました学生の皆さん、貴重な時間を割いていただきありがとうございました。
皆様のご活躍をお祈りするとともに、また元気な姿でお会いできますことを願っております。