ワーキングマザー向けのキャリア支援サービス「ママボラン」よりボランティアの受け入れを行いました。参加者の参加レポートを紹介いたします。

ママボランを通じたボランティア参加報告

ボランティア参加のきっかけ

新卒から10年、一度も転職することなく狭い専門職の世界で働いてきました。
そんな私にも子が産まれ、仕事と子育ての両立を意識し始めた折、周囲のママ友に雇用される以外の働き方を模索する動きが出てきたこともあり、今の仕事以外の多様な働き方に目が向くようになりました。

私自身、それまで趣味のように無料FP相談を何度も受けFP2級の資格を取っていてことからFPが身近だったこと、働き方を変えるボトルネックはお金の不安だろうと予測しそこに課題意識を感じていたこと、課題意識を感じる分野でボランティアをしたいと思ったことから、多様な働き方を模索する人の背中を押せるような仕事ができるのではと期待したこともあり、FPサテライトさんにボランティアの応募をしました。

仕事内容と感じたこと

取り組んだ仕事は、お金に関する記事執筆とセミナー企画でした(結果、両方挫折することになる)。

FPの知識はほとんどありませんでしたが、本業の論文を書く要領で、テーマを決め、筋書を考え、そこを補強するために必要な参考文献を集めました。いざ書こうとしてぶつかった壁は、「自分の書きたいものはすでに世に出ている」ということでした。

つまり、すでに世に出ている記事とは一線を画すような「新規性のある記事を生み出すことができない壁」でした。もちろん、論文ではないので新規性は必ずしも必要ありませんし、読者の方にまず記事に興味を持ってもらうことが目的だと分かってはいたのですが、世に出ている類似記事を読み進めるほどに、専門外の自分がいくら調べたところで、納得のいく記事はきっと書けないという無力感に苛まれました。

セミナーも同じで、当初ボランティアに参加した思いのままの勢いで企画したセミナーも、自分の企画したものと同じどころかより素晴らしい既出のサービスがあることが分かり、その壁を乗り越えてやり通すことができませんでした。

また、同時に受けていた育休コミュニティの研修でも、お金は仕事を変えるボトルネックではないと気づきがあったことから、FPサテライトさんのボランティア自体へのやる気も失われてしまいました。

仕事をしていると、自分のやりたいやりたくないに関わらずとにかくやるのみ!ということはよくありますし、甘いことを言っているのかもしれませんが、そこを押し通してまで死に物狂いで勉強してまでやりぬく意思を生み出すことができませんでした。言い換えれば、そこまでやりたいことではなかったと言えるのかもしれません。
しかし今回の経験から、新たな価値を生み出す際の行き詰まり感、テレワークという環境で一人試行錯誤する孤独感、未知の領域に一からチャレンジする厳しさ、本業だけでは感じえなかった様々な感情を経験できました。
同時に、自分の仕事でもまだまだできることがあるという気づきがありました。

FPサテライト企画セミナーに参加させてもらえることに

そんな折、FPサテライトさん企画の対談形式のセミナーに、対談相手として呼んでいただけることになりました。

内容は、「お金が仕事を変える際のボトルネックにはならない」と感じた私の気づきをもとに、キャリアカウンセリングのように町田さんや坪谷さんにお話を聞いてもらうというものでした。

このお話をいただく前、仕事を一つも成し遂げられない自分の無力さに、町田さんに合わせる顔もないという後ろめたい思いだったのですが、そんな私に呆れるでも諦めるでもなく、対話の中で私だからこそできることを見出していただいた町田さんの受容力や傾聴力、観察力に驚くとともに、FPサテライトさんの仲間に自分も入れていただいたような気持ちになり、後ろめたさは余計な杞憂だったと思うに至りました。

ボランティアに参加してみて

何か価値のある仕事ができるのではと意気込んで参加したFPサテライトさんでのボランティアですが、途中無力感に苛まれ、自分自身の価値観の変容もありつつ今の仕事を見つめなおす機会にもなり、まったく未経験の業種だったこともあり色々な感情を経験することとなりました。

最後の対談セミナーでは、町田さん、坪谷さんにインタビューという形で傾聴していただく時間があり、セミナー後は自分自身カウンセリングを受けたような不思議と満足感があり、お二人の傾聴力や受容力にFPの本質を見たように感じました。

FPサテライトさんのボランティアを経験し、FPは人の内なる思いを引き出す力を持つ、価値ある仕事だと思いました。ただ、簡単な道のりではないのだとボランティアに参加して感じました。

私自身、今の仕事を続けることにしましたが、今回の経験を踏まえた気づきを活かし、自分なりのアクションを起こしてみようとワクワクしています。ありがとうございました。

長谷川恵実香