皆さんはカーシェアリングを利用したことはありますか。
気軽に車を借りることができ、最近では、街中でもカーシェアリングの車をよく見かけるようになりました。便利に新しい形の移動手段として利用者が増えています。
車を所有することでかかるコストが一切かからなくなり、家計の固定費の削減効果が期待できます。また、車両の台数が減ることでCO2の排出が減り、省エネで環境に優しいという効果も得られます。
まず、カーシェアリングの特徴をご説明します。
カーシェアリングの特徴
会員登録を行えば対人でのやり取りなく、スマートフォンやパソコンから予約を行うことができ、利用したいときに利用したい時間だけ、短時間でも手軽に車を利用できるサービスです。
住宅街・駅など身近な場所に駐車場(カーステーション)があり、24時間利用可能です。
使い終わったら、元のカーステーションに返却し、返却時にガソリンを補充したり、保険代が別途必要になることなく、レンタカーより気軽に利用することができます。
次に、カーシェアリングのメリット・デメリットはどのようなものがあるかまとめてみました。
カーシェアリングのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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このように、カーシェアリングは近くにステーションがあれば24時間いつでも手軽に利用できるため、車を所有しない生活を実現することが可能です。
反面、自家用車ではなくいろいろな人が利用するため、利用状況によっては、車の状態が悪い場合もあり不快に感じることもあります。
マイカーとカーシェアリングのコスト比較
次に、車を所有している場合とカーシェアリングを利用した場合のコストを比較してみました。
一般社団法人・日本自動車工業会が公表している「乗用車市場動向調査(2019年度)」によると、自家用車を所有している人の52%が、年間のマイカー維持費として10万円以上30万円未満を支出しています。
カーシェアリングは、サービスによって多少料金の差はありますが、普通車を1回あたり3時間利用するとおおよそ2,000円から3,000円くらいになります。
1回の利用が2,500円だったと仮定すると、週2回、1年間利用し続けた場合の費用は約26万円です。
こうしてみると、マイカーとカーシェアリングのコストに大きな差がないように思えますね。
しかしマイカーの維持費は、乗る頻度に関係なくマイカーを所有している限りずっとかかります。一方、カーシェアリングは利用した時にだけ費用が掛かるため、1か月間利用しなければその分費用が削減されます。
まとめ
車を所有していた場合、車の使い方によりコストは変動しますが、車の維持費にはかなりお金がかかっています。
車を所有せず、利用したいときに利用したい時間だけ、手軽に利用できるカーシェアリングという選択肢も取り入れ、固定費を見直してみてはいかがでしょうか?
また、車ではなく移動手段を自転車や徒歩に変えることで、すこしの不便さは感じるかもしれませんが、運動不足解消効果や省エネ効果という、相乗効果も得られるのではないでしょうか。