皆様、生命保険や団信を契約・検討する際に耳にする「保険料払込免除特約」という特約のことはご存じですか?

ここでは「保険料払込免除特約」とはどういった特約なのかご案内していきます。

保険料払込免除特約とは?

生命保険契約をする際に特約として付加できるサービスの一つです。
主に保険会社の指定する一定以上の症状の3大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)・身体障害・要介護状態になると、以後の保険料の払込が免除される仕組みです。

注意して頂きたいのは「保険料払込免除特約」の「所定の状態」とは、保険会社毎に異なります

3大疾病とは、厚生労働省が発表している日本人の死亡順位ワースト3位を占めている疾病のことを指します。
保険料の払込が困難になった場合でも、保険を継続して保障を受けることができるようにすることに配慮された特約となっています。

万が一が起こり、保険料の支払いが困難になった場合にはとても頼もしい特約ですね。

保険料払込免除特約をつけた方がいいのか?

生命保険等に加入される際に、保険料払込免除特約をつけた方がいいのか悩まれる方が多くいらっしゃいます。
特約をつけた方が安心なのはもちろんですが、その分月々の支払う保険料が高くなるので特約を付帯しない選択をされる方ももちろんいらっしゃいます。

保険料払込免除特約を付帯するか悩まれる際は、実際にご自身が病気になった時を想像してみてください。

もし、今病気や怪我になった場合、現在支払っている保険料を継続して支払うことが可能ですか?
月々の掛け金が低く、継続することが可能であれば付帯しなくても問題はないかと思います。

しかし、支払いが困難になる可能性があり、解約せざるを得ない状況になりそうな場合は保険料払込免除特約を付帯することをお勧めいたします。

保険料払込免除特約はどうしてあるのか?

保険料払込免除特約は、ただ保険料の払込を免除するだけが目的ではありません。
保険料を免除することで、金銭的負担を軽減しながら確実に保障を持ち続けてほしいという意図があります。

例えば自分に万が一のことがあった場合にお子様の教育費を用意しておく為の生命保険に加入していたとして、がんになって仕事を継続することが困難になったことを想像してみてください。

今までよりも収入が減り、保険料の支払いを継続しなくてはいけない場合に、今もらえないなら解約してしまおうと考える人が多くいます。

将来の為に必要とわかっていても、目先の負担軽減の為に「解約」という手段を選択せざるを得ないこともあります。

しかし、ここで生命保険を解約してしまった場合、万が一自分が亡くなった時にお子様の教育費を残しておくことが困難になります。
解約して保障が無くなる事態を未然に防ぐために保険料払込免除特約は存在します。

一度病気になると、健康な時と比較して生命保険などの保険商品への加入が難しくなったり、条件がついてしまい加入が不利になったりすることがあるので、継続した保障を確保する為に作られました。

まとめ

特約は決してメインではありませんが、保障を継続したり契約者やその家族を守る為にとても重要な役割があります。

これから保険や団信の加入を検討される方は、ぜひ加入の際にその保険にどんな特約を付帯できるのか?どこから保障が適用されるのかを確認・比較してみてください。

生命保険商品の特約も様々な種類があり、その内容をきちんと理解しておくのはなかなかに難しいものです。

難しいと感じたり比較する時間の余裕がない場合は、ぜひ一度プロに相談してみることをお勧めいたします。