「今利用しているスマホ料金を安くしたい」「数多くある格安SIMのなかで、とくにおすすめの場所ってどこ?」と、多くのユーザーは格安SIMのおすすめについて知りたいと思っているのではないでしょうか。
先に結論を述べると、おすすめの格安SIMは以下のとおりです。
本記事では、おすすめの格安SIMについて徹底解説していきます!
そのほか、選び方のポイントや格安SIM並みに安いおすすめ事業者も紹介していきますよ。
この記事を読めば格安SIM選びで失敗しないので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
絶対失敗しない!おすすめ格安SIM選び方のポイント
まずは、失敗せずに格安SIMを契約するために、必ず知っておくべきポイントをまとめました。
5つの項目を順番にチェックしていきましょう!
選び方のポイント①:月額料金
最初に確認すべきなのは、月額料金です。
同じデータ容量のプランでも、各社で料金が異なります。
20GBを2,000円で使える会社があれば、20GBで3,000円する会社もあるよ。
まずは毎月利用したいデータ容量がどれくらいなのか、契約する前に把握・確認しておきましょう。
必要な容量別に会社を比較して、お得に利用できる会社をみつけることがポイントです。
選び方のポイント②:実測値(速度)
契約した回線の速度が遅いと、インターネットへスムーズにつながらなくて不満を感じてしまいます。
速度には「最大速度」と「実測値」があり、確認すべきなのは実測値です。
最大速度は「ベストエフォート」と呼ばれるもので、実際に接続したときに出る速度ではありません。
アンテナから離れたり、障害物に電波が邪魔されたりして回線速度は下がるんだ。
契約者が実際に計測している実測値のほうが参考になるのね!
実測値を確認する方法は、主に以下の2種類です。
SNSを参考にするときは、信頼できる「計測結果のスクショ付きの口コミ」をみましょう。
選び方のポイント③:オプション
別料金を支払って契約するオプションの内容も、人によっては重要なポイントです。
格安SIMのオプションには、以下のようなものが用意されています。
人それぞれ格安SIMの使い方は異なるため、必要なオプションも人によって変わります。
本当に必要なオプションだけを利用することが、格安SIMを安くするためのコツです。
選び方のポイント④:使用回線
契約する格安SIMによって、使用している回線が異なります。
格安SIMは、既存の他社回線を借りてサービスを提供することが普通です。
そのため、「au回線」を利用することもあれば、「ドコモ回線」を利用していることもあります。
格安SIMを使いたいエリアで、つながりやすい回線を使っている会社を選んだほうがいいんだね。
会社によっては、いくつかの回線から好きな回線を選べる場合もあるよ。
電波の状況が不安な場合は、まず各社の「サービス提供エリア」をみて、接続できそうかどうかをチェックしましょう。
選び方のポイント⑤:キャンペーン
格安SIMを提供している会社は、以下のようなキャンペーンを実施することがあります。
キャンペーンが多くて豪華だとお得に感じますが、その点だけで選ぶと損をするかもしれません。
大事なのは、契約期間中に合計いくら支払うのかがわかる「実質料金」です。
実質料金は以下のように計算しましょう。
こうして出した実質料金を、契約する月数で割ったのが『実質月額』だよ。
実質月額同士を比べれば、本当に安いのがどの会社なのかすぐわかるね!
月額料金やキャンペーンの内容だけを比較していては、最安の会社を見落としてしまいます。
料金を比較するときは、必ず実質料金と実質月額を確認しましょう。
【9社比較】おすすめ格安SIMを厳選紹介
ここからは、さまざまな会社の格安SIMを細かく比較していきましょう。
使用回線や月額料金、実測値から格安SIMを9社の特徴を表にまとめました。
会社名 | 使用回線 | 主な月額料金 |
実測値 (下り速度) |
---|---|---|---|
UQモバイル | au |
3GB:1,628円 15GB:2,728円 25GB:3,828円 |
43.85Mbps |
ワイモバイル | ソフトバンク |
3GB:2,178円 15GB:3,278円 25GB:4,158円 |
58.06Mbps |
BIGLOBE mobile | ドコモ au |
3GB:1,320円 12GB:3,740円 20GB:5,720円 |
18.73Mbps |
mineo | ドコモ au ソフトバンク |
5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
34.23Mbps |
IIJmio | ドコモ au |
4GB:1,078円 15GB:1,848円 20GB:2,068円 |
45.38Mbps |
OCNモバイルONE | ドコモ |
3GB:990円 6GB:1,320円 10GB:1,760円 |
42.77Mbps |
AEON MOBILE | ドコモ au |
3GB:1,298円 14GB:2,288円 30GB:4,378円 |
- |
QT mobile | ドコモ au ソフトバンク |
3GB:1,540円 10GB:1,980円 30GB:3,300円 |
14.27Mbps |
HIS Mobile |
ドコモ(データ通信プランのみ) ソフトバンク |
2GB:1,562円 15GB:4,092円 30GB:6,567円 |
21.35Mbps |
※すべて音声電話プラン
音声通話プランから、主な料金と実測値を比較しています。
このなかからとくにおすすめできるのは、実測値が速くて料金も抑えやすい以下の6回線です。
この先は、厳選した6つの回線の特徴や概要を、さらに深掘りして詳しく解説していきます。
au回線の安定した通信が利用できる「UQモバイル」
最初にご紹介する「UQモバイル」は、au回線を使用しており、高速かつ安定したインターネット接続を楽しめることがメリットです。
au回線は、人口カバー率が99.9%という圧倒的な通信網を備えています。
そのため、日本全国ほぼすべてのエリアから、インターネットがスムーズにつながります。
UQモバイルの概要をかんたんにまとめました。
契約年数 |
なし (くりこしプラン+5Gの場合) |
---|---|
使用回線 | au |
月額料金 |
くりこしプランS+5G(3GB):1,628円 くりこしプランM+5G(15GB):2,728円 くりこしプランL+5G(25GB):3,828円 |
基本国内通話料 | 22円/30秒 |
実測値 | 43.85Mbps |
オプション |
・メールサービス(220円) ・国内通話60分定額(550円) ・国内通話10分かけ放題(770円) ・国内通話かけ放題(1,870円) ・増量オプションⅡ(550円) |
キャンペーン |
・15日間無料でお試し Try UQ mobile ・増量オプションⅡ1年間無料 |
料金プランは3GB~25GBまでの3つのプランに分かれており、余ったデータ容量は翌月に繰り越せることがメリットです。
さらに今は、月額550円のデータ増量オプションが1年間無料になるキャンペーンを実施しているため、基本のデータ容量+最大5GBをお得に利用できます。
データ増量はプランSで+2GB、プランMとLで+5GBだよ!
また、最近登場した「自宅セット割」にも注目しましょう。
auでんき、またはauのホームルーターをUQモバイルとあわせて契約すると、家族全員のUQモバイル月額料金が990円からという大幅な割引が適用されます。
プランごとに割引額が変わるので、条件を表にまとめました。
くりこしプランS+5G | くりこしプランM+5G | くりこしプランL+5G | |
---|---|---|---|
通常月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
割引額 | -638円 | -638円 | -858円 |
支払い合計額 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
電気会社の変更や、ホームルーターの同時契約を考えている人は、UQモバイルをさらにお得に利用できますよ!
家族割サービスが手厚い「ワイモバイル」
ソフトバンク系列の格安SIM「ワイモバイル」の特徴は、家族が契約した2回線目以降の基本使用料が、毎月最大1,188円割り引きされることです。
離れて暮らしている家族でも割引の対象になり、合計9回線まで割引を適用できます。
家族みんなでワイモバイルを契約するとお得ですよ。
まずは概要をチェックしてみましょう。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | ソフトバンク |
月額料金 |
S(3GB):2,178円 M(15GB):3,278円 L(25GB):4,158円 |
基本国内通話料 | 22円/30秒 |
実測値 | 58.06Mbps |
オプション |
・データ増量(550円) ・国内通話1回10分無料(770円) ・国内通話かけ放題(1,870円) ・故障あんしんパックプラス(759円) ・故障あんしんパックライト(550円) |
キャンペーン |
・60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン ・データ増量無料キャンペーン2 |
冒頭でもご紹介したように、ワイモバイルの魅力は、家族が使う2回線目以降の月額料金が、どのプランを選んでも1,188円も安くなることです。
4人家族でワイモバイルを契約した場合、合計の月額料金がどれくらいかかるのかをシミュレーションしてみましょう。
回線数 | プラン | 料金 | 合計の割引額 |
---|---|---|---|
主回線 | プランL | 4,158円 | 0円 |
2回線目 | プランL | 2,970円 | 1,188円 |
3回線目 | プランM | 2,090円 | 2,376円 |
4回線目 | プランS | 990円 | 3,564円 |
一人暮らしの方の場合は、「ソフトバンク光」もしくは「ソフトバンクエアー」を契約していると、ワイモバイルの月額料金が最大1,188円安くなる「おうち割 光セット」に加入できます。
一人暮らしの人も、家族と同居している人もお得な格安SIMだね!
さらに、毎月のデータ容量を最大5GB増量できる「データ増量オプション(月額550円)」が、1年間無料になるキャンペーンも実施中です。
余ったデータ容量は翌月まで繰り越しできるため、月によって使う容量にばらつきがあるという人にも向いています。
一部サービスがデータ消費なしで楽しめる「BIGLOBE mobile」
「BIGLOBE mobile」ならではの特徴は、一部のサービスをデータ消費なしで楽しめることです。
具体的なサービスの種類はこのあと詳しく解説するので、まずは概要表を確認しましょう。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | ドコモ、au |
月額料金 |
1ギガプラン:1,078円 3ギガプラン:1,320円 6ギガプラン:1,870円 12ギガプラン:3,740円 20ギガプラン:5,720円 30ギガプラン:8,195円 ※音声通話SIMプランの場合 |
基本国内通話料 | 22円/30秒 |
実測値 | 18.73Mbps |
オプション |
・国内通話10分かけ放題(913円) ・国内通話3分かけ放題(660円) ・SMS送信(3.3~33円/回) ・BIGLOBEメール(1アドレス無料) ・スマート留守電(319円) ・エンタメフリー・オプション(308~1,078円) |
キャンペーン |
・エンタメフリー・オプション6ヶ月間無料 ・新規申し込みで3,000Gポイント進呈 ・総合セキュリティソフト最大2ヶ月間無料 |
冒頭でお伝えした「エンタメフリー・オプション」は、音声通話SIMなら月額308円、データSIMなら月額1,078円で契約できる有料オプションです。
データSIMプランを契約する人にとっては、少し高額なオプションに感じるかもしれません。
しかし、以下の対象サービスを利用したときのデータ通信量がノーカウントになるため、とてもお得ですよ。
動画配信 |
・YouTube ・ABEMA ・U-NEXT ・YouTube Kids |
---|---|
音楽・ラジオ |
・YouTube Music ・Apple Music ・Spotify ・AWA ・Amazon Music ・radico ・LINE MUSIC ・らじる★らじる ・dヒッツ ・RecMusic ・楽天ミュージック |
電子書籍 |
・dマガジン ・dブック ・楽天マガジン ・楽天Kobo |
その他 |
・Facebook Messenger ・au PAY マーケット |
YouTubeやU-NEXTを1日中観てもデータを消費しないんだ!
でも、ダウンロードのような一部のサービスは対象にならないから注意してね。
格安SIMを動画閲覧や音楽・ラジオ視聴メインで楽しむ人の場合、3GBなどの安いプランを契約しても、データ不足に陥る心配がないでしょう。
今契約すると、エンタメフリー・オプションが6ヶ月間無料になるキャンペーンも利用できます。
動画をたくさん楽しみたいという人には、BIGLOBE mobileがおすすめですよ。
ユーザーとともにサービスをつくりあげている「mineo」
関西電力グループの「オプテージ」が運営している「mineo(マイネオ)」は、「応援してくれるファンと一緒に楽しいサービスを提供する」という理念を掲げています。
全国に200店舗以上を配置し、ユーザーの声を取り入れてサービスをつくりあげている会社なので、契約したあともサービス改善・向上に期待できるでしょう。
概要から詳しくチェックしていきます。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | ドコモ、au、ソフトバンク |
月額料金 |
1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 ※デュアルタイプ(音声通話+データ通信)の場合 |
基本国内通話料 | 22円/30秒 |
実測値 | 34.23Mbps |
オプション |
・5G通信オプション(220円) ・mineoでんわ10分かけ放題(935円) ・通話定額30(924円) ・通話定額60(1,848円) ・スマート留守電(319円) ・メールアドレス(無料) |
キャンペーン | なし |
mineoは1GB単位から契約できるため、多くのデータ容量を必要としていない人にとっても契約しやすい格安SIMです。
使用回線は、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアから自由に選べますよ。
また5Gオプションを月額220円で追加できるので、5G対応エリアに住んでいる人や、職場から5Gに接続できるという人は、快適な通信を体験できるでしょう。
回線速度の速さを重視する人にも、mineoがぴったりだね!
老舗の会社で安心感がある「IIJmio」
「IIJmio」を運営する「株式会社インターネットイニシアティブ」は、1992年設立の老舗企業です。
そのため、安心して契約できる格安SIMを探しているという人におすすめですよ。
まずはプラン内容などをチェックしてみましょう。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | ドコモ、au |
月額料金 |
2ギガプラン:858円 4ギガプラン:1,078円 8ギガプラン:1,518円 15ギガプラン:1,848円 20ギガプラン:2,068円 ※音声プランの場合 |
基本国内通話料 | 11円/30秒 |
実測値 | 45.38Mbps |
オプション |
・5Gオプション(無料) ・データ容量シェア・プレゼント機能(無料) ・誰とでも3分&家族と10分通話(660円) ・誰とでも10分&家族と30分通話(913円) ・留守番電話(330円) |
キャンペーン |
・1GB×3ヶ月間増量 ・初期費用通常3,300円が1円に割引 |
2GB~20GBまで幅広いプランを用意しており、月々858円というお手頃な料金で契約できます。
現在実施されているキャンペーンを利用すると、通常の初期費用3,300円が1円に大幅割り引きされることに加えて、契約から3ヶ月間はデータ容量が1GB追加されますよ。
どのデータ容量を選んでも一律1GB追加でお得だよ!
初期費用もタダ同然で、すごく気軽に契約できる会社だね!
また、同一mioID内で契約している回線のデータ容量を「シェア」や「プレゼント」できるという、独特のサービスを行っていることも特徴的です。
データ容量が足りなくなった家族がいる場合、データ容量を余らせている人がシェア・プレゼントできるため、ギガを追加で購入する必要がありません。
ドコモ回線の通信品質がよい「OCNモバイルONE」
回線の品質を重視するという人は、ドコモ回線を利用していて安定感がある「OCNモバイルONE」がおすすめです。
2021年4月1日からは新料金プランを導入し、今まで以上に契約しやすくなりました。
まずは概要からチェックしていきましょう。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | ドコモ |
月額料金 |
1GB/月コース:770円 3GB/月コース:990円 6GB/月コース:1,320円 10GB/月コース:1,760円 ※音声対応SIMの場合 |
基本国内通話料 | 11円/30秒 |
実測値 | 42.77Mbps |
オプション |
・10分かけ放題(935円) ・トップ3かけ放題(935円) ・完全かけ放題(1,430円) ・容量シェア(572円/枚) ・容量追加オプション(550円/1GB) |
キャンペーン | なし |
音声対応SIMプランの場合、データ容量は1~10GBまでの4プランのみで、シンプルな料金に設定されています。
もしもデータ容量が足りなくなってしまった場合は、1GBを550円で追加可能です。
少なめのデータ容量でも、じゅうぶんに対応できるでしょう。
さらに「OCN光」を契約している人の場合、セット割の適用で月額料金が各プランから220円割り引きされるため、よりお得に契約できますよ。
OCN光を契約中の人はOCNモバイルONEを選ぶといいんだね!
また冒頭でご紹介したとおり、回線の品質にも定評があります。
MM総研が選ぶ「2020年10月 MVNOネットワーク品質調査」では、docomo回線通信品質で2期連続の総合1位評価を獲得しています。
実測値も42.77Mbpsと、格安SIMのなかでは高速と評価できるものです。
ドコモ回線を希望していて、通信品質を重視する人にもおすすめできます。
格安SIM並みに安いおすすめ事業者も紹介
格安SIMのおすすめ6社を詳しくみてきましたが、「ほかの会社のプランをもっと知りたい」と思った人もいるかもしれません。
格安SIMではないものの、格安SIM並みに料金が安く、サービスが充実しているおすすめの事業者は以下のとおりです。
特徴や概要を詳しく解説するので、格安SIM以上に魅力を感じるプランがあるかみていきましょう。
どれだけ使っても3,278円で安い「楽天モバイル」
大手通販会社の楽天がサービスを提供している「楽天モバイル」は、わかりやすいワンプランで、使ったデータ容量に応じて料金が変動します。
まずは概要を確認していきましょう。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | 楽天、au |
月額料金 |
~1GB:0円 ~3GB:1,078円 ~20GB:2,178円 20GB~:3,278円 |
基本国内通話料 | 22円/30秒 |
実測値 | 7.88Mbps |
オプション |
・10分通話かけ放題(1,100円) ・国際通話かけ放題(980円) ・データチャージ(550円/1GB) |
キャンペーン | ・プラン料金が3ヶ月無料 |
楽天モバイルで最大の特徴は、月間1GBまでしか使わなかった場合、月額料金が無料になることです。
20GB以上を使っても月額料金は3,278円であり、それ以降は100GBを使っても、200GBを使っても、3,278円以上の請求は来ません。
WiFiを上手に使えば、毎月0円で契約し続けられるかもしれないよ!
どれだけ使っても一律料金なのは安心ね。
通信は独自の楽天回線を使いますが、楽天回線エリア外の場合はau回線に自動的に接続します。
そのため、日本全国ほぼすべてのエリアから接続することが可能です。
実測値は残念ながら決して速いとはいえないものの、その点を補えるだけの魅力的な料金プランといえるでしょう。
データ容量を使わない月があるという方には、とくにおすすめです。
2,970円で20GB+国内通話5分が利用できる「ahamo」
ドコモの新料金プランとして登場した「ahamo」は、2,970円の統一料金で月間20GBを使えます。
まずは概要表をご用意しました。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | ドコモ |
月額料金 | 20GB:2,970円 |
基本国内通話料 |
5分無料 ※超過後は22円/30秒 |
実測値 | 84.24Mbps |
オプション |
・海外ローミング(20GBまで無料) ・ケータイ補償サービス(550~1,100円) ・あんしんセキュリティ(220円) ・フィルタリングサービス(無料) ・緊急速報メール(無料) |
キャンペーン | 乗り換えでdポイント7,000ptプレゼント |
ahamoは、5分以内の通話なら何度かけても無料です。
「povo」や「LINEMO」のような20GBプランのなかでは、月額料金で最高値になるものの、短時間の通話を頻繁にする人ならお得になるでしょう。
実測値も84.24Mbpsと速く、先述した6つの格安SIMよりも高速です。
回線速度を求めるという人にもおすすめできます。
自分の使い方に合わせてトッピングができる「povo」
自分に合った最適なプラン内容に調整したいという人は、オプションをトッピングして最適化させられるプランを用意している「povo」がおすすめです。
auの新料金プランで安心感があることもメリットな、povoの概要をチェックしてみましょう。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | au |
月額料金 | 20GB:2,728円 |
基本国内通話料 | 22円/30秒 |
実測値 | 62.49Mbps |
オプション |
・5分以内通話かけ放題(550円) ・国内通話かけ放題(1,650円) ・データ使い放題24時間(220円/24時間) ・データ追加(550円/1GB) |
キャンペーン | なし |
前述したahamoと同じ月間20GBのプランですが、月額料金はahamoよりも200円以上安い2,728円に設定されています。
使い方に応じて、通話かけ放題などのトッピング(オプション)を追加でき、自分の使い方に合ったプランを予算内で組み立てられる点が魅力です。
また、220円で24時間にわたってデータ消費がゼロになる、「データ使い放題24時間」という特徴的なオプションがあります。
大容量通信を思い切り楽しみたい日に活用するのがおすすめです。
ドラマや映画をたくさん観たい!と思った日に便利だね!
お休みの日に1日中スポーツを観戦したり、ドラマを全話視聴したりしやすくなりそうね!
実測値もモバイル回線としては速く、高画質動画を視聴してもストレスを感じないでしょう。
なお、9月下旬からは新料金プランの「povo2.0」がスタートする予定です。
「povo2.0」はすべてのプランを自分自身で決められるという内容で、ライフスタイルや予算に合わせてデータ容量やオプションを自由に組み合わせられます。
従来プランみたいに、データ容量20GBっていう縛りもなくなるよ!
3GB程度の容量があればじゅうぶんな人は、もっとお得にpovoを使えるね。
トッピングの内容と金額をみてみましょう。
データトッピング | 3GB | 990円 |
---|---|---|
20GB | 2,700円 | |
60GB | 6,490円 | |
150GB | 12,980円 | |
データ追加 | 1GB:390円(7日間) | |
データ使い放題 | 330円(24時間) | |
通話 | 5分以内かけ放題 | 550円 |
通話かけ放題 | 1,650円 | |
コンテンツ | DAZN | 760円(7日間) |
smash. | 220円(24時間) |
たとえば「データ3GB(990円)」に「通話5分以内かけ放題(550円)」をトッピングすると、月額料金は1,540円です。
従来プランは最低20GBの契約が必要だったため、1ヶ月で3GBしか使わない人でも、データ+通話で3,278円の支払いが必要でした。
自宅ではWiFiに接続することが多く、データの消費をほとんどしないという人にとっては、とても価値のあるプランといえますね。
LINEがデータ消費なしで楽しめる「LINEMO」
ソフトバンクの新料金プラン「LINEMO」には、LINEのデータ消費がゼロという特徴があります。
まずは概要をご紹介し、そのあとにLINEフリーの対象になるもの・ならないものについて解説していきましょう。
契約年数 | なし |
---|---|
使用回線 | ソフトバンク |
月額料金 |
ミニプラン(3GB):990円 スマホプラン(20GB):2,728円 |
基本国内通話料 | 22円/30秒 |
実測値 | 44.3Mbps |
オプション |
・準通話定額(550円) ・通話定額(1,650円) ・データ容量追加(550円/1GB) ・LINEギガフリー(無料) |
キャンペーン |
・10,000円相当PayPayボーナス付与 ・通話オプション1年間割引 |
LINEMOは、3大キャリアの新料金プランのなかで唯一となる2つの料金プランを用意しており、好みのデータ容量や予算から自由に選べます。
最大の特徴は、いずれのプランからも利用できる「LINEギガフリー」です。
LINEの対象サービスを利用する際は、データを消費しません。
LINEの通信にかかるデータは消費されないから、よくLINEを使う人はとってもお得だよ!
でも、ギガフリーの対象外でデータを消費する機能もあるから注意してね。
LINEのトークや通話などで使うデータ通信は消費されませんが、LINEでも一部の機能を使う場合はデータを消費します。
以下の表をチェックしておきましょう。
機能名 | 対象/対象外 |
---|---|
トークの利用 (テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画などの送受信) |
〇 |
音声通話 ビデオ通話 Face Play |
〇 |
タイムラインの表示 投稿 シェア |
〇 |
ウォレットタブのLINE Pay LINE家計簿の利用 |
〇 |
友だち追加画面の表示 各項目の操作 友だちの追加 検索の利用 |
〇 |
プロフィールの表示 編集・投稿 ディスカバーの表示 |
〇 |
トークでの位置情報の共有 ジフマガの利用 Shoppin’トークの利用 |
× |
トークのみんなで見る機能によるYouTube閲覧 | × |
Liveの利用 OpenChatの利用 ニュース記事詳細の閲覧 |
× |
スタンプショップの利用 着せ替えショップの利用 |
× |
他社サイトへの接続(URLなどをクリック) 他社アプリへの遷移 |
× |
普段使いするような機能はほぼすべてギガフリーの対象ですが、ギガフリー対象外の機能も多くあります。
念のためにチェックしたうえで使いましょう。
格安SIM申し込み前に確認したい注意点
ここまでおすすめの格安SIMや、格安SIMに準ずる事業者をご紹介してきました。
しかし、格安SIMに申し込む前に確認しておくべき注意点がいくつかあります。
申し込みをする前に、以上の5項目を確認しておきましょう。
格安SIMのデータプランでできることが異なる
格安SIMには、「データSIM」と「音声通話SIM」の2種類があります。
それぞれできることが違うので、まずは特徴をチェックしてみましょう。
項目 | データSIM | 音声通話SIM |
---|---|---|
電話番号の保有 | できない | できる |
SMSの利用 | オプションによる | できる |
月額料金 | 安めに設定される | 高めに設定される |
大きな違いは電話番号をもてるかもてないかです。
070、080、090などの電話番号をもちたい場合は、音声通話SIMを選びましょう。
LINEなどで通話を済ませられるのならいいという場合は、料金が安いデータSIMがおすすめです。
SIMロック解除が必要な場合がある
大手キャリアから購入したiPhoneやAndroidなどのスマホに入っているSIMカードは、SIMロックがかかっていることがほとんどです。
SIMロックがかかっていると、スマホを購入したときに契約した会社でしかSIMカードを使えません。
格安SIMに乗り換えるときは、新しいSIMカードを購入する必要があります。
ただし、以下の方法でSIMロック解除をすると、わざわざSIMカードを新しく購入しなくても今使っているSIMカードを使い続けられます。
なお、SIMカードを発行した会社と、格安SIMが使っている回線が同じという場合は、SIMロック解除は不要です。
auスマホを買ったときに受け取ったSIMカードの場合は、UQモバイルならSIMロック解除しなくても使えるよ!
SIMロック解除は無料で申請できるので、心配な場合は早めに解除を希望しましょう。
SIMカード差し替えの場合はサイズを確認する
格安SIMに乗り換える場合、基本的には自分自身でSIMカードの差し替えをします。
しかし、SIMカードが発行された年代や、利用する端末の種類によって、SIMカードの種類が異なることに注意しましょう。
サイズが合わない場合は、アダプターを使うか、SIMカードカッターで余計な部分をカットして挿入します。
乗り換えで利用できなくなるサービスがある
スマホキャリアから乗り換えると、今まで当たり前のように利用していたサービスが利用できなくなります。
とくに以下のようなサービスは利用できなくなる可能性が高いため、注意しましょう。
料金が安くなることと引き換えに、サービスのランクは落ちると考えなければなりません。
今まで使っていたメールアドレスも利用できなくなるんだ。
早めにバックアップを取ったり、新しいメールアドレスを取得したりして対策しないとだめだね。
ただし、メールアドレスに関しては、オプションで利用を継続できる場合があります。
別料金がかかりますが、必要に応じてオプションの利用も検討しましょう。
格安SIMでよくある質問
最後に、格安SIMでよくある質問を3つお答えします。
それぞれを詳しく解説していきましょう。
格安SIMとキャリアはどう違うの?
格安SIMとキャリアの違いは、以下のとおりです。
プランの内容からサービスの中身まで、いくつかの違いがあります。
格安SIMでとくに大きなメリットは、キャリアと比べて割安な料金でインターネットに接続できることです。
格安SIM選び方のポイントとは?
格安SIM選び方のポイントは、以下のとおりです。
まずは月額料金を比較して、そのあとにオプションやキャンペーン、回線速度などから自分に合った格安SIMをみつけましょう。
おすすめの格安SIMはどこ?
2021年おすすめの格安SIMは、以下のとおりです。
回線によって特徴や料金、サービスの内容が違うので、じっくりと見比べましょう。
まとめ
結論として、2021年おすすめの格安SIMは以下の6社です。
格安SIMを選ぶ際は、以下のポイントを重視しましょう。
月額料金の安さを重視するのか、独自サービスを利用したいのか、実測値の速い格安SIMがいいのかなど、各々の好みによって最適な格安SIMは変わります。
まずは、各社の特徴をじっくりと確認しましょう。
いくつかの会社で迷った場合は、月額料金やサービスの内容、実測値を比較して、もっとも魅力的に感じる格安SIMを選んでくださいね。