初めての引越し準備で、やるべきことがいまいちわからない人は多いかもしれません。
初めての人に限らず、以前どんな準備をしたのかあまり覚えていない人もいるのではないでしょうか?
本記事では、引越し準備でやるべきリストなどをまとめました!
時期 | やることリスト |
---|---|
引越し1ヶ月前 | |
引越し2週間前 | |
引越し1週間前 | |
引越し前日まで | |
引越し前日 | |
引越し当日 |
この記事を読めば、引越し前どのように準備を進めていけばよいか、具体的に何をすればよいかがわかりますよ。
この記事を参考にすれば、引越し前の準備をタイミングよく行えて、慌てることなくスムーズに引越しを進められるでしょう。
引越し準備を始めるべきおすすめ時期やタイミングとは
引越しの準備をいつ始めるかですが、具体的には3ヶ月前には準備を始めることをおすすめします。
まずは新居を決める必要があり、次に引越し業者の見積もりをお願いして料金などを比較して決めますが、これらのことは早めに始めておくとじっくり検討できます。
新居決めではこれから住む場所を決めるため、十分に時間をかけて多くの物件を比較して納得のいく新居を選びたいですよね。
また、2月・3月などの年度末には引越し業者がどこも一杯で予約ができない可能性もあるので、その場合はとくに早めに準備を始めましょう。
引越しの準備には、早めに始めておくべきこと、2週間前や1週間前くらいにやっておくとちょうどよいこと、直前にやるべきことなど順番があります。
その順番を考慮してやるべきことを整理しておくことで、引越し前に慌てて準備することがなくなりますよ。
ここでは、早めに引越し準備を着手しておくことによるメリットについてご説明します。
引越し準備を早めにした場合の4つのメリット
引越し準備を早めにしておくと、次のようなメリットがあります。
上の①と②は、引越し業者に関するメリットです。
引越しの予約は直前になると割増料金が発生しますが、早めに決めておけばそのようなことはありません。
また、予約が空いている早い段階で引越し日を決められるので、希望の日に引越しできる可能性が高いです。
ただし、2月・3月などの年度末は引越し費用が高くなるので、どうしてもその時期でなければいけない限りその時期の引越しは避けるのがおすすめです。
③と④は新居選びに関するメリットです。
早めに新居探しをすればそれだけ多くの物件から探せるので、良い条件の物件に出会う確率が上がります。
引越時期ギリギリになって、気に入った物件ではないのに仕方なしに決めることがないように、余裕をもって新居を探すのがおすすめです。
そして、早めに引越し準備を始めておけば、引越し業者の予約や新居選び、そのほかの準備について余裕をもって行えます。
ギリギリになると「アレを忘れてた!」「引越し日までに間に合わない!」など慌ててしまうかもしれません。
早めに準備を始めてやるべきことを洗い出しておけば、引越し作業をスムーズに進められますよ。
【引越し1ヶ月前】やることリスト一覧
引越し1ヶ月前にやるべきことは、以下のとおりです。
引越し1ヶ月前にやるべきことについて、詳しく解説していきます!
次に住む新居を決める(新居探し・決定)
新居が決まっていない場合、まずは次に住む新居の決定です。
どこに住みたいのか、家賃はどれくらいか、通勤や通学に適しているか、学校や病院、商業施設はあるかなどさまざまな条件を考慮する必要があります。
そのため、早めに新居探しに着手し、できるだけ多くの物件を見て探すのがおすすめです。
新居を探す際にはネットで間取りを確認できるサイトを活用し、多くの物件を確認することをおすすめします。
ただ、物件の候補が絞れて来たら、内見しましょう。
間取りだけ見るのと、実際に自分の目で見るのは大きく異なります。
日当たりや部屋の印象、収納の多さ、周りの騒音、隣家との近さ、駅から歩く距離、途中の店の多さなどは、実際に行ってみなければわかりません。
遠方に引越す場合はいくつかの物件を絞っておき、まとめて内見する手配をおすすめします。
解約申出書の提出を行う(解約手続き)
今住んでいる家の各種解約申込を行います。
マンションやアパートなどの賃貸物件にお住まいの場合、賃貸契約の解約が必要なので、管理会社や大家さんに退去時期を連絡してください。
連絡は退去する日の1~2ヶ月前に行う必要がありますが、契約によって異なる場合があるので確認しましょう。
連絡が遅れると、退去した月の翌月の家賃が発生する可能性もあるので、早めに連絡してください。
また、駐車場や駐輪場も契約をしている場合は、一緒に解約手続きを行いましょう。
駐車場や駐輪場の契約が家の賃貸契約と別の場合は、忘れないように注意してください。
新居への引越し日を決める
早い段階では日にちを指定できないかもしれませんが、大まかに引越し日を決めておくと、全体のスケジュールを立てやすくなります。
また引越し日によって、引越し費用が大きく変わります。
休日より平日のほうが引越し費用は安いので、仕事を休めるなら平日に引越し日を設定するのがおすすめです。
また、2月や3月の年度末は引越しが増えるため、引越し費用は大きく跳ね上がります。
できれば引越しが少ない8月前後にすることで、引越し費用を安くできますよ。
引越し業者を決める
次に、引越し業者を決めます。
いくつかの業者に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較しましょう。
引越し先と荷物の量を伝え、車やバイクなどがある場合はどうするか、梱包・荷解きなどのサービス内容などについて詳しく業者に伝えます。
ピアノなどの大きめの家具がある場合は別料金がかかることがあるので、必ず見積もり時に伝えた方が良いと思いますよ。
ネットで見積もるだけなら簡単なので、いくつかの業者の見積もりを取るのがおすすめです。
一か所の業者に見積もりをもらっただけで決めてしまうと相場がわからず、引越し費用が高くなる可能性があります。
そのため、必ずいくつかの業者に見積もりを依頼し、比較してから決定するのがおすすめです。
ただし、安さだけで引越し業者を選ぶと、荷物を乱暴に扱われたり荷物が紛失したりする恐れがあります。
大事な家財道具を運んでもらうので、保証がある、実績があるなどの信頼できる引越し業者を選ぶことも重要です。
不用品や粗大ごみの処分をすすめる
引越す前に不用品を処分しておくと、引越し作業が楽です。
引越し先で使わないことがわかっている家具などは、あらかじめ処分しておきましょう。
着なくなった衣類や使っていない食器類などは、こまめにゴミ出ししておくことをおすすめします。
特に、粗大ごみは業者に取りに来てもらう必要があるため、早めに引き取りを予約しておきましょう。
処分するだけでなくリサイクルショップなどに売ってしまう、又は人に譲る方法もあります。
処分する・売る・譲るなどの方法を取るにしても少し時間がかかるので、早めに少しずつ対処しておくことをおすすめします。
引越す際には、家にあるものをすべてまとめて移動しなければなりませんが、不要なものを荷造りする手間はできるだけなくしたいですよね。
そのため、引越しを機に不要なものを少しずつ処分しておきましょう。
転校や転園の手続きを行う
学校や保育園、幼稚園側での転校、転園の手続きが必要です。
なかには、引越し先の学校や園に連絡を取ってもらう場合もあります。
具体的には、公立の小中学校の場合、在学中の学校から「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を受け取り、役所からもらえる「転入学通知書」を一緒に転校先に提出します。
私立の学校や公立高校の場合は、編入手続きや転入試験が必要なこともあるので各学校にお問い合わせください。
引越し先の学校や園の受け入れ準備が整っていないと、引越し後にスムーズに転校・転園できないので早めに対応しましょう。
また、子どもがお友だちと別れの挨拶をして心の準備をすることも大事なので、早めに子どもに伝えておくことをおすすめします。
介護保険被保険者証の返納
以下に当てはまる人が市町村外へ引越す場合は、介護保険被保険者証の返納手続きが必要です。
この場合、お住まいの市町村の役所で返納手続きを行い、転居先で提出する「介護保険受給資格証」を受け取りましょう。
そして、引越し先の役所に「介護保険受給資格証」を提出し、介護認定の申請を行います。
引越し先で再度申請を受ける必要があるので、早めに手続きしておきましょう。
なお同じ市町村内の引越しの場合は、介護保険被保険者証の住所変更手続きのみを役所で行ってください。
【引越し2週間前】やることリスト一覧
引越し2週間前にやることは以下のとおりです。
引越し2週間前にやるべきことについて、詳しく解説していきます。
ダンボールや梱包資材の準備を行う
荷物を積めるための段ボールや梱包資材の準備を行いましょう。
通常、引越し業者が見積もりに来たときに、必要な段ボールや梱包資材を置いて行ってくれます。
ただ、お皿を一枚一枚包む新聞紙や緩衝材などは自分で準備する必要があります。
家にあるものを確認して、どれくらいの段ボールや梱包資材が必要かを確認して用意しましょう。
具体的に必要なものは、以下のとおりです。
大きい荷物は大きいダンボールに、食器や本、CDなどの重いものは小さいダンボールに入れて小分けにします。
ダンボールに荷物を入れたら何が入っているかわかるように油性ペンで書いておくと、「引越し後にどこに何が入っているかわからない!」と混乱せずに済みます。
食器などの割れ物は必ず新聞紙などの緩衝材で包んでダンボールに入れ、割れ物注意などのシールがあれば貼るとよいでしょう。
先にあまり使わない荷物を荷造りする
引越し前の早い段階には、普段あまり使わないものの荷造りを進めましょう。
普段読まない本や季節外の衣類、スポーツ用品、客用の食器や布団、アルバムなど、普段あまり使わないものを優先的に荷造りしていきます。
普段よく使うものを先に梱包してしまうと引越し日まで不便ですし、使うものと使わないものを混ぜて梱包すると荷解きのときに面倒です。
そのため、使う優先度が低い荷物を先にまとめてしまうことをおすすめします。
また荷造りする際には、荷解きすることを考えて作業するとよいでしょう。
例えば、引越し先のどの部屋に置くかをあらかじめ決めておき、部屋ごとにダンボールに梱包します。
そしてどの部屋に置くかを油性ペンで段ボールに書いておくと、引越し業者にどこに置くか指示しやすく、あとで荷物を移動する手間を省けますよ。
荷造りするときは、引越し後の部屋のレイアウトや使う優先度でわけてダンボールに詰めることがおすすめです。
電気やガス、水道に関する手続きを行う
電気やガス、水道などのライフラインの住所変更手続きを行っておきます。
電気と水道はネットか電話で手続きが可能なので、電気会社と管轄の水道局に問い合わせましょう。
ガスは業者によって異なりますが、基本電話で手続きを行う必要があり、場合によってはネットでも可能です。
手続きを忘れると、引越し先で電気がつかない、水が出ないなどということになってしまいます。
引越し先でライフラインが止まったままだと非常に不便なので、忘れずに手続きを行いましょう。
インターネットに関する手続きを行う
インターネットに関する引越し手続きも重要です。
光回線の場合は引越し先で回線工事が必要なケースがあり、場合によっては引越し先で対象エリア外になっていることがあります。
まずは、プロバイダに問い合わせて引越し手続きができるかどうかを確認しましょう。
解約して他回線に乗り換えが必要な場合は、解約時期によっては高額な解約違約金が発生し、撤去工事や引越し先での新規工事が必要な場合もあります。
引越すだけで引越し費用や引越し先の敷金礼金などの費用負担が大きいのに、さらに光回線関連で費用負担が増えてしまうかもしれません。
そのためプロバイダに早めに問い合わせて、引越し後も継続利用が可能か確認し、必要な手続きをお行いましょう。
なお、ポケット型WiFiやホームルーターなどは引越し先で継続して使えることが多いですが、引越し手続きが必要な場合もあるのでプロバイダにお問い合わせください。
また、上記のようなモバイル回線は引越すと電波状況が変わることがあるので、引越し先でつながりづらい場合は乗り換えを検討する必要があるでしょう。
固定電話の手続きを行う
お住まいの地域のNTTに電話して住所変更の手続きをし、電話工事を予約する必要があります。
手続き方法は、引越し前のエリアと引越し先のエリアによって異なります。
例えば、NTT東日本エリアからNTT西日本エリアに引越す場合は、それぞれで手続きが必要です。
また、電話工事は予約が必要ですが、年度末などの引越しが多い時期は混雑します。
なかなか予約できない場合があるためご注意ください。
なお、光回線の光電話をお使いの場合は、光回線の引越し手続きと一緒に光電話の手続きも進めます。
固定電話を住所変更する際に、携帯電話の住所変更も忘れずに行いましょう。
保険関連の住所変更手続きを行う
保険関連の住所変更手続きは、保険会社に問い合わせて個別に住所変更の届け出を行えば問題ないです。
電話やネット、郵送などの手続きで住所変更が可能です。
必要な書類が届かなくなってしまうので、住所変更は必ず行いましょう。
転出届を提出する【他の市町村へ引越す場合】
他の市町村に引越す場合は、住んでいた場所の役所に転出届を提出します。
また印鑑登録をしている人は、事前に廃止手続きも必要です。
国民健康保険の加入世帯の場合は、一緒に国民健康保険の資格喪失手続きも済ませましょう。
引越し先の役所に転入届を提出する際には、国民健康保険の資格取得の手続きを行ってください。
この手続きを忘れると、保険証の発行が遅れてしまいます。
転出届を出す際に、国民健康保険の加入世帯であることを役所の担当者に伝えれば、手続き方法を詳しく教えてもらえるでしょう。
児童手当の住所変更を行う【他の市町村へ引越す場合】
児童手当を受け取っている世帯がほかの市町村へ引越す場合は、役所に転出届を出すのと同時に児童手当の住所変更手続きを行います。
「児童手当受給自由消滅届」を転出届と一緒に提出しましょう。
その際に、「所得課税証明書」を発行してもらっておき、あとで新住所の役所で児童手当の請求をする際に使います。
転出届を出す際に児童手当ももらっていることを役所の担当者に伝えれば、手続き方法を詳しく教えてもらえるでしょう。
この手続きを忘れると、さかのぼって児童手当をもらえなくなるので、必ず手続きしてください。
【引越し1週間前】やることリスト一覧
引越し1週間前になったらやるべきことは、以下のとおりです。
引越し1週間前にやるべきことについて、詳しく解説していきましょう。
よく使う荷物を荷造りする
よく使う荷物の荷造りを始めます。
最終日まで使うものは残しておきますが、極力使うものを減らしていき、荷造りを進めておくのがおすすめです。
引越す日までに使うものは、例えば皿やコップ、はしなどのキッチン用品、洗濯用品や歯ブラシ、タオルなどの洗面用品、化粧水と乳液などの化粧品、布団などです。
衣類は最低限のものだけ出しておき、梱包できるものはしてしまうとよいでしょう。
最後まで使うものを入れるダンボールは空けておき、最後にガムテープで閉じると何度も開け閉めする必要がありません。
また最後まで使ったものは引越し先でも最初に使うはずなので、まとめて梱包しておくと引越し先ですぐに使えますよ。
引越し当日は外食や総菜、弁当などで済ませることで、早めに食器や鍋をしまえます。
冷蔵庫の中身は、1週間前になったら少しずつ使い切っていきましょう。
野菜や肉、冷凍食品などはなるべく引越し前日までに使い切ってしまい、調味料や日持ちする食品だけにするのが良いでしょう。
どうしても残ってしまった場合は処分するか、引越し当日にクーラーボックスに入れて運びましょう。
郵便物の転送申込を行う
郵便局に転送手続きの申込を行います。
郵便局に転居届を提出する際に本人確認書類の提示を求められるので、運転免許証などの本人確認書類を持って行きましょう。
引越し日として指定した日から1年間、前の住所に届いた郵便物を新しい住所に転送してくれます。
この郵便物転送サービスは、無料で申し込みできますよ。
転送期間の1年の間に、早めに知人への住所変更連絡や銀行などの各種サービスの住所変更を終わらせましょう。
衛星放送やケーブルテレビに関する手続きを行う
衛星放送やケーブルテレビを利用していた場合は、住所変更や契約変更の手続きを行います。
引越し先でも同じサービスを利用できる場合は住所変更でOKですが、引越し先で利用できない場合は解約する必要があります。
解約日によっては翌月の料金の支払いが生じたり解約違約金が発生したりする場合あるので、注意が必要です。
解約時にどれくらいの費用がかかるのかあらかじめ確認しておきましょう。
また、ケーブルテレビを解約する場合は、ケーブルテレビ設備の撤去工事が必要な場合もあるのでご注意ください。
あらゆる住所変更手続きを行う
他にも、あらゆるサービスの住所変更手続きが必要です。
ここでは、優先度が高い順に住所変更手続きが必要なものと対応してくれる場所や方法をリストアップします。
引越し前にご確認ください。
サービス名 | 対応場所と方法 |
---|---|
銀行口座 |
銀行に電話、 ネット、郵送で手続き可能 |
クレジットカード |
クレジットカード会社に電話、 ネット、郵送で手続き可能 |
携帯電話・スマホ |
携帯電話会社に電話、 ネット、郵送で手続き可能 |
運転免許証 | 運転免許センター、警察署 |
バイク、軽自動車、 自動車の登録変更 |
管轄の運輸支局 |
自動車の車庫証明 | 管轄の警察署 |
パスポート (氏名・本籍を変更した場合のみ) |
パスポート申請窓口 |
印鑑登録 | 管轄の役所 |
マイナンバー | 管轄の役所 |
国民年金 | 管轄の役所 |
飼い犬の登録 | 管轄の役所 |
新聞 | 新聞の取扱店 |
通販サイト・レンタルショップなどの 住所登録が必要な各種サービス |
サービスによって店舗、 ネット、電話で手続き可能 |
どれも重要なサービスばかりなので、忘れずに住所変更手続きをしましょう。
【引越し前日まで】やることリスト一覧
引越し前日までにやっておくべきことは、以下のとおりです。
引越し前日までにやるべきことについて、詳しく解説しましょう。
データのバックアップを行う
パソコンやHDDを運搬する際には、どんなに注意深く運んでも衝撃でデータが壊れてしまうなどのトラブルが起きることがあります。
そのため、パソコンやHDD内の重要なデータは、あらかじめバックアップしておきましょう。
写真やアドレス帳、仕事などで使う重要なファイルなどは、CDなどにコピーしておくとより安全です。
もちろん、パソコンやHDDは緩衝材を大目に使って衝撃を受けにくいよう、厳重に梱包することをおすすめします。
安全に運べるのであれば、大事なパソコンなどは引越しの荷物に入れずに自分で運ぶのもよいでしょう。
家電の梱包を行う
掃除機、テレビやハードディスクレコーダー、ゲーム機などの家電を梱包します。
埃をかぶっていたら雑巾などで掃除し、ケーブル類をまとめます。
ケーブル類を外すときは、どの家電のケーブルだったかがわかるようにまとめて段ボールに入れましょう。
また、ケーブルで家電やほかの荷物を傷つけないように、古いタオルや緩衝材で保護しておくことをおすすめします。
特に、精密機器であるテレビやハードディスクレコーダー、ゲーム機などは運搬時の衝撃に耐えられるよう、厳重に梱包してください。
ダンボールには、精密機器が入っていることをわかりやすく書いておくとよいでしょう。
旧居の掃除を行う
荷物の梱包があらかた終わったら、旧居の掃除をしましょう。
特に、家電や家具を撤去したあとは埃やごみが溜まっていることが多いので、重点的に掃除しておきます。
家電や家具をどかしたところに思わぬものが落ちていることもあるので、忘れ物がないように確認しておいてください。
旧居の近所への挨拶回りを行う
ご近所へ挨拶回りを行います。
ご近所とのお付き合いがあった場合はもちろん、普段挨拶するだけの間柄であってもできれば手土産をもって挨拶回りをしておきましょう。
引越しの際には、騒がしくしたり荷物を運ぶ際に邪魔になったりしてご近所の方にご迷惑をかけます。
また、引越し後に忘れ物があったり人が訪ねてきたりするかもしれず、その際にご近所の方が対応する場合があるかもしれません。
そのため、できる限り手土産を用意して、ご近所の方に引越すことになったことを伝えてご挨拶しましょう。
新居の下見や掃除を行う
引越す日の前にあらかじめ新居を訪れて、下見や掃除をしておくと引越し当日の作業がスムーズに進みます。
例えば、「新居のこの部屋にこの家具や家電を置こう」など、あらかじめレイアウトを決めておくと引越し業者に指示しやすいです。
できれば実際に新居を見てレイアウトを決めたほうがよいですが、遠方に引越す場合は事前に行けないので頭の中で考えておくだけでもよいでしょう。
また、事前に下見できる場合は、掃除しておくと綺麗な状態で暮らし始めることができます。
電気がつくことや水が出ることを確認しておくと、より安心です。
引越し内容に関する確認を行う
引越す直前に、引越し内容の最終確認を行います。
当日の引越し代金の支払いは足りているか、荷物の梱包忘れはないか、ライフラインなどの手続きは終わっているかなどを確認しましょう。
そして、管理人の立ち合い連絡は終わっているか、引越し当日はどのように作業を進めるか、もう一度確認しておくと作業がスムーズに進みます。
【引越し前日】やることリスト一覧
引越し前日になったらやるべきことのリストは以下のとおりです。
上記の引越し前日にやるべきことについて、詳しく解説します。
冷蔵庫の水抜きと霜取りを行う
冷蔵庫は前日に電源を落とし、水抜きと霜取りを行います。
冷凍庫内についている霜は、電源を落とすと溶けてびしょびしょになってしまいます。
そのため、霜を取っておき、溶けて水になったら必ず拭いておきましょう。
また、製氷機に入っている氷や水も抜いておきます。
残っていた食品や調味料はクーラーボックスに氷と一緒に入れて、引越しの荷物と一緒に運びましょう。
洗濯機の水抜きを行う
洗濯機の電源プラグを抜き、排水溝を抜いて水抜きをしておきます。
排水溝を抜く際には、水が飛び出てくることがあるのでご注意ください。
また、洗濯機の下は埃や汚れで非常に汚れているはずなので、雑巾などで拭いておきましょう。
貴重品などの大切なものをひとつにまとめる
引越し当日に運ぶ貴重品などの大切なものを、ひとつにまとめておきましょう。
引越し当日、代金を現金で支払う場合は、おつりのないように現金を用意してください。
おつりが出ないようにしておくと当日ばたばたせずに済みますよ。
そして、財布・スマホ・銀行の通帳・印鑑・各種権利書・宝石類などの大事なものを、丈夫なカバンに入れて持ち運べるようにしておきます。
貴重品の量が多い場合は、あらかじめ信頼できる人に預けておくか、銀行の貸金庫などを利用するとよいでしょう。
【引越し当日】やることリスト一覧
引越し当日にやることは以下のとおりです。
引越し当日にやるべきことについて解説します。
最終的な荷物の梱包を行う
洗面用具や食事に使った道具、着替え、化粧品、布団などの最終的な荷物を梱包します。
最後にまとめた荷物は引越し後にすぐに使うため、日用品であることがわかるようにダンボールに書いておくとよいでしょう。
スマホの充電も済ませておき、充電器と予備の充電池なども一緒にカバンへ入れておきましょう。
引越し料金の支払いや確認を行う
引越しの支払いについて、引越し業者に確認します。
現金支払いの場合は、必ず用意しておきましょう。
また、引越し当日に受けるサービス内容などについても、あらためて確認してください。
引越し作業時にはどの荷物から運ぶべきかなどを伝え、ダンボールに運ぶ部屋が書いてある場合はその旨伝えておくと作業がスムーズです。
取り扱い注意の荷物がある場合は、必ず伝えましょう。
退去時の立会いに参加する
賃貸住宅の場合は、荷物の撤去が終わったら管理会社の担当者や大家さんが来て退去時の立会いが行われます。
引越し日と時間の予定がわかった時点で、あらかじめ管理人に引越しが終わりそうな時刻を伝えておきましょう。
忘れ物が無いか確認し、退去時の住居の状態を一緒に確認します。
確認が終わったら、鍵を引き渡して退去時の立会い完了です。
新居の近所への挨拶回りを行う
新居に到着したら、ご近所さんへのあいさつ回りを行いましょう。
手土産などは別途準備してご挨拶に伺うとして、搬入時にトラックが道をふさいでご迷惑をかけることもあるため取り急ぎご挨拶しておきます。
ただし、挨拶に回る時間帯は、午前中10時から夕方18時頃までが適切です。
それより前やそれ以降はご迷惑になるので、次の日に回りましょう。
搬入した荷物の確認を行う
搬入した荷物に問題がないか、確認します。
とくに、パソコンなどの取り扱い注意のものは起動してみる、家具などに傷がないか確認するなど、気になる荷物は細かくチェックしておきましょう。
そして、荷物がこれで全部か、トラックの中に残っていないかなども確認します。
電気・ガス・水道の開通を行う
電気・ガス・水道は事前にこの日に開通することを、あらかじめ申し込んでおきます。
引越し当日に電気がつくか、水がでるかを確認してみて、開通していない場合は問い合わせが必要です。
ガスは開栓に立ち会う必要がある場合があるので、その際は立ち合いましょう。
荷解きをし、整理整頓を行う
引越し業者による荷物の運び込みが終わり、清算が終わったら荷解きをします。
当面使わない本や季節外の服などはあとで荷解きすることにして、邪魔にならない場所に保管しておきましょう。
引越し前に最後まで使っていた布団や洗面用具などを最初に荷解きします。
荷物を梱包する際に荷解きする優先順位を決めておくと、スムーズに荷解きが進みますよ。
すぐに使うものから、順番に荷解きして整理整頓してください。
引越し準備のやることでよくある質問
引越し準備でよくある質問をまとめました。
引越しを行う際に、参考にしてみてください。
やるべきことと時期を確認したい
引越しをする際には、時期によってやるべきことが異なります。
早めに手配しておくべきことや直前にすべきことなど、時期ごとにやるべきことを以下の表にまとめました。
時期 | やることリスト |
---|---|
引越し1ヶ月前 | |
引越し2週間前 | |
引越し1週間前 | |
引越し前日まで | |
引越し前日 | |
引越し当日 |
引越しの準備を上記の表のように順序よく進めていくことで、引越し準備作業がスムーズに進むでしょう。
引越し準備を始めるべきおすすめ時期とは?
引越しの準備を始めるのは、引越し日の3ヶ月前です。
上記の章の『やるべきことと時期を確認したい』にある表のとおり、引越し準備は1ヶ月前から本格的に始まります。
最初に行う新居探しでは、さまざまな物件情報を探して間取りや便利さなどを確認し、実際に内見をして確認します。
目当ての物件が見つからない場合は、これを何度も繰り返すことになるでしょう。
余裕をもって3ヶ月前に新居探しを始めておくことで、探す期間を十分に取れるはずです。
引越し業者選びにも余裕が大切。
安さだけで選ぶのではなく、ホスピタリティなどほかの要素もあわせて探すことで、納得のいく引越しができますよ。
新居の電気が付かない場合はどうしたらいい?
新居について電気が付かない場合は、以下の対処法を試してください。
電気会社に事前に申し込みをしているのに電気がつかない場合は、ブレーカーが落ちている可能性があります。
新居のブレーカーのフタを開けて、ブレーカーを「入」にしましょう。
ブレーカーは玄関や洗面所にあることが多いので、探してみてください。
ブレーカーはいくつもありますが、大元のスイッチである「アンペアブレーカー」が「入」になっていない場合は「入」にしてみてください。
ほかには「漏電遮断器(2)」「漏電遮断器(3)」というスイッチが「入」ではなかった場合は、「入」にしてみましょう。
もしブレーカーを「入」にしても電気がつかない場合は、電力会社に問い合わせましょう。
例えば、「スマートメーター」を導入している場合は、事前に手続きが必要な場合があります。
また、電気使用の申し込みを忘れている、何らかの手違いで申し込みが完了していなかったなどの場合もあります。
問い合わせ時には、契約者の氏名と住所、引越し日、お客様番号などを伝えると問い合わせがスムーズです。
まとめ
この記事では、引越しの準備をいつどのような順番で行うべきかについて、細かく解説してきました。
引越し準備の時期ごとの内容については、以下の表のとおりです。
時期 | やることリスト |
---|---|
引越し1ヶ月前 | |
引越し2週間前 | |
引越し1週間前 | |
引越し前日まで | |
引越し前日 | |
引越し当日 |
上記の表を見てもわかるとおり、1ヶ月前に新居や引越し日を確定しておく必要があります。
そのため、3ヶ月前には新居探しを始めておくと、引越し作業がスムーズに進むでしょう。
引越し準備はすべきことが多く、いっぺんにやろうとすると慌ててしまいますよね。
そこで、上記の表のように全体の作業をあらかじめおさえておき、順番にこなしていくことで慌てずにもれなく引越し準備ができます。
この記事を参考にしていただき、引越し作業を効率良く進めていってくださいね。