一般的に早生まれの子は同学年の4月、5月生まれの子と比べると、体の大きさや発達の違いに差があるといわれますよね。
わたしの娘も早生まれなので、同じ学年の子との体格差に驚いた経験があります。
娘の体は小さめですが、月齢でいうと歩くのも早かったですし、口が達者だったので早生まれであることを伝えると驚かれることも多々ありました。
その他の発達に関しても他の子と大きく差を感じることはなかったので、私自身は早生まれが損であると、思ったことはありませんでした。
しかし「児童手当」に関しては違いました。
早生まれと遅生まれとで、最終的にもらえる金額に差がでることを知って、驚いたことを覚えています。
児童手当とは
児童手当とは、0歳から中学校卒業までの児童を育てている保護者に支給されるものです。児童手当を支給することで、家庭の安定と児童の健全な育成・資質の向上を図ります。
所得や子供の人数によって多少異なりますが、0歳~3歳未満は一人あたり月額一律15,000円、3歳以上中学校卒業までは一人あたり月額10,000円が支給されます。
児童手当の使い道
みなさんは、児童手当をどのように使っているでしょうか。
子供が生まれると今まではなかった出費が急に増えますよね。そこでこの児童手当を充てる方もいるでしょう。
また、幼稚園や保育園の制服代等に回す人もいるでしょう。さらには、大学の費用に使うため学資保険や貯蓄に回す人も、多いのではないでしょうか。
ではこの「児童手当」、全て貯金しておくと総額どれくらいになるのでしょうか。
生まれた月で総額が変わる!?
一般的に、児童手当を全て貯めておくと総額約200万円になると言われています。
教育費の山場とされている大学入学時に貯めていた児童手当を活用することで、自力でプラスする分の負担が減りますよね。
しかしこの「児童手当」生まれた月によって総額に差があるのです。
これは、支給期間の設定による問題です。
支給の始めは、生まれてすぐなので生まれた月によってバラバラになります。
しかし、支給停止は学年ごとに一律となっているため、児童手当をもらえる期間に差が出てしまい、支給される総額にも差が出てしまうのです。
たとえば、4月生まれの子はトータル支給期間が191ヶ月で2,085,000円もらえるのに対し、3月生まれの子は支給期間が180ヶ月で1,975,000円しかもらえず、11ヵ月の差で11万円の差が出てしまうのです。
まとめ
児童手当の使い道は人それぞれです。
しかし、児童手当を全て貯めておくと約200万円となります。
大学入学時最低300万円の貯金があれば、家計から出す分や奨学金などを活用してやっていける額といわれているので、ここにプラスして、家計からの貯蓄等をしていけば不安も負担も少なくなるのではないでしょうか。
そう考えると、児童手当はとてもありがたい制度だと、改めて感じます。
しかし、生まれた月によって差額が出るのはやっぱり不公平だとも思ってしまいます。特にわたしの娘も早生まれなのでどうしても損をした気分になってしまいます。
今後、児童手当の制度が見直されることも、もちろんあると思います。
急に廃止になる可能性もあれば、金額や支給期間の変更があるかもしれません。
制度については今後も、注目していきたいと思います。
児童手当がなくても困らないように、準備も必要です。
ひとつの貯め方に依存せず、さまざまな方法を活用して備えましょう。