6月に多くの企業で行われる株主総会。

会社法では、株式公開している企業はもちろんのこと株式公開していない企業も含め、株主総会を開くことが義務付けられています。
しかしながら、株式公開をしていない企業様は、株主総会を開かれていないケースも多いでしょう。

今回は、外部の株主がいらっしゃる方、もしくはこれから出資を受けることを検討されている企業様向けに、株主総会を開くための流れを簡単にまとめました。

以下を参考にして、それぞれの企業らしい株主総会を開催していただけたらと思います。

株主総会開催の流れ

1.株主総会の招集を決める

まず議題や開催場所、日時等を決め、招集する株主に確認を行います。

2.招集通知の発送

株主に招集通知を発送します。招集する方法としては、メールや書面などがあります。
株主全員の同意があれば招集手続を省略することも可能です。

3.委任状書面決議の回収

株主総会に参加しない株主の委任状や議決権行使書を回収します。
回収漏れがあると、総会での議題決定が成立しない場合もありますので、忘れずに回収するようにしましょう。

4.株主総会の開催

スムーズに行えるよう、議事進行や書面決議などについて事前に、ポイントを押さえておきましょう。

5.議事録の作成

開催後すぐに議事録の作成をし、株主へ通知します。
決議内容に基づいて決算公告や登記申請など、必要な手続きを行います。

株主総会は、外部の方へ企業の業績や将来の展望を説明し、味方になってもらうための重要な場です。
また、株主総会を開催していないが故に思わぬトラブルが起き、最悪の場合、損害賠償請求をされてしまった、という例も少なくないといいます。
外部の株主がいらっしゃる企業様は毎年、適切に行うようにしましょう。

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